奇跡も魔法も?
僕は今、ベッドの上にいる。
疲労感と気だるさが心地いい。
全ての始まりはとあるパチンコ屋だった。
いつもの様に夕方の天昇ウォークを行っていた時のこと。
*天昇ウォーク…北斗天昇の美味い台探し
©️ペラポンヌ田中さん
あまり美味い台がなく、他に期待値も落ちてなかった為ディスクアップに着席した。
順調に通常ゲームを遊戯するOzyさんの隣のリゼロに綺麗なサラサラヘアーの女性が着席
連れはいない。
その後も順調に通常ゲームを楽しんでいると
コインが下皿にカチャカチャ落ちる音が隣からする。
なんだ?と思い見てみたら、リール回転中に一生懸命コインを投入している隣の女性。
あぁ、初めてなのかな?
リゼロのアニメが好きで触りに来たのかな?
と思っていたら、一生入れてるので
見かねて話しかける。
Ozy「あの、リール回ってる時はコイン入らないようになってるんですよ、止めてから入れないと」
女性「あっ、そうなんですか? すいません、やだ、恥ずかしい///」
惚れた
その後も、リール回ってないのにストップボタン押したり、コイン入ってないのにレバー叩くだけでなく、キャラクター選択画面でどれにするか3分くらい悩んだりw
ホントに知らないんだろうなー。
リゼロ好きなんだなー。
かわいいなぁー。
ん?まてよ?
いくらリゼロが好きだからって普通1人でパチンコ屋に来るか?しかもこんな夜に。
そんな時、女性が持ってるやたら大きいカバンが目に入った。
考えた。
家出??
ひょっとしてリゼロが好きっていうのだけじゃなく、生活費を稼ぐために意を決してパチスロで勝負に?
なぜ、カバンを見て「家出」というワードが浮かんだか説明しよう。
昨日xvideoで見た家出少女が同じようなのを持っていたからである。
おぼつかない手でしばらく遊戯した後、女性が一通り色んなボタンを押したあと正面を見て首を傾げている。
「どうしたんですか?」と話しかけたら
クレジットに1と表示されてるのに回らないとのこと。
3枚ないと回らない事を説明し、出したいと言うので精算ボタンを押してあげる。
会釈をし、席を立つ女性
あぁ、行っちゃったな…
と思った目線の先には彼氏と思われる男性の横に座り話しかけている先程の女性
そう。
女性は1人ではなく、遠くの席の彼氏が終わるまで時間を潰している男連れだった。
「ま、そりゃそっか」
と思い、隣の女性が打っていた台を見上げると
568G
…
……
Ozy氏、怒りのハイエナ(・`ェ´・)つ
勝手に期待して勝手に妄想を広げ
勝手に傷ついた中年男性は、容赦なくその台を確保
そして速攻ゼロからっしゅ突入
わーい
と思って遊戯していたら後ろに視線を感じた。
そこには先程の女性の彼氏がいた。
何かイチャモン付けてきたらやってやる位思ってたら、早足にいなくなったので目で追うと
先程の女性に向かってすごい剣幕で話していた。
こちらを指さしたりチラチラ見ながら何かを言っている。あきらかに怒鳴っている様子。
多分ゲーム数みて、何ゲームで辞めたかとか聞いて怒ってるんだろうなぁ
「知らんけど」
と思いゼロからっしゅを消化しようとしたら
男性は怒鳴り散らかして荷物を持ち
彼女を置いて退店した。
Ozy氏、動揺して推し順ミス。
どうしよう…声をかけるべきか…
残メダルを処理してる様子の彼女は俯いている様に見えた。
状況をツイートしたら
「スロット打ってる場合じゃない」
「ここで行かなきゃ男じゃない」
などの完全に無責任な応援
よし、ゼロからっしゅ消化して
まだいるようだったら声をかけよう。
そう決意してぶん回すOzy氏
気がつけば…
そして、先程の女性がいた方に目をやると
…
……
………
いませんでした╮(´・ᴗ・` )╭
ま、完走したからいいやー╮(´・ᴗ・` )╭
ん?
えっ?
なに?
ベッドの上にいるって言ったじゃないかって?
いるよ?
自宅のベッドの上に( ̄∀ ̄)
-完-
アナウンス「本日の作品は終了致しました。お忘れ物のない様…
やめてください!物を投げないでください!」
最後まで読んでくれてありがとう(*゚▽゚)ノ
ごめんなさいw